ペドフィリアとロリコンの違い:日本では同じ意味として使われている?

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PAETNER編集部
公開, 更新 , 男のセックスの悩み

ロリコンという言葉はほとんどの人が耳にしたことがある一方、ペドフィリアという言葉の意味を知っている人は少ないでしょう。ロリコンとペドフィリアを同じものとして認識している人も多いようです。ペドフィリアについて正しい認識を持ちましょう。

ペドフィリアの定義

幼児や小児に対する性的嗜好

ペドフィリアとは、成人による10歳以下の幼児や小児を対象とした性愛・性的嗜好のことを指し、小児性愛、小児愛、児童性愛などと同等の意味合いを持ちます。

ペドフィリアという言葉自体は、主に医学的見地として(精神医学などで)性対象異常や性嗜好障害を示す言葉ではありますが、欧米では日常会話として、小児への性的嗜好全般を指すことが多く、つまりは日本で使われるロリコンと同等の扱われ方であるといえます。

チャイルド・マレスターとは分別される

ペドフィリアとはあくまでもSMなどの性倒錯の1つとしての性的嗜好にとどまるものですが、万が一、その欲望を抑えきれずに性的児童虐待を犯してしまった場合には、チャイルド・マレスターと呼ばれ、ペドフィリアとは区別されていることには注意が必要です。

なお、チャイルド・マレスターの中には、嗜好的児童性虐待者と状況的児童性虐待者があり、前者はペドフィリアの延長として犯罪を行ってしまった者を指しますが、後者は単純に性的な欲求を満たすための対象年齢が広いだけであり、ペドフィリアとの相関性はありません。

ロリコンとの違い

ロリータ・コンプレックスは和製英語

ロリコンはロリータ・コンプレックスの略ですが、この単語は和製英語です。

ロリコンについても、ロリータという少女性愛をテーマにしたロシアの小説に、コンプレックスという言葉を繋ぎ合わせできた和製英語ということになります。

なお、ここでのコンプレックスの意味は、一般的に使用されている「劣等感」という意味ではなく、「普段は意識下に抑制されている強い感情やこだわり」という意味で使用されています。

ロリコン・ペドフィリア・ショタコン

日本では、1つの性的嗜好であるロリコンと区別するために、病的・犯罪的な意味合いでペドフィリアを使用することがありますが、海外ではロリコンという言葉が無いため、先に述べたとおりペドフィリアという言葉がロリコンと同義で利用されています。

そして病的・犯罪的な意味合いで使用される言葉が、児童性虐待者であるチャイルド・マレスターと呼ばれることになります。

なお、少年や小さい男の子に抱く愛情や執着のことをショタコンと表現しますが、これはロリコンにならって、日本で作られた造語です。

ペドフィリアの特徴

体格などにおける特徴

とあるカナダの研究結果では、ペドフィリアには次の5つの特徴があると言われています。耳たぶが一般よりも短い、口の中の天井が高い、身長が男性平均よりも2cm前後低い、知能指数であるIQが10から15低い、小指に歪曲があるという体型上の特徴があったとのことです。

他にも左利きが多い、幼少時に頭部に怪我をした経験がある、幼少期にトラウマを持つような経験をしたなどの特徴が報告されています。

そのような特徴の中でも、身長が男性平均よりも2cm前後低いという結果を取り上げ、ペドフィリアとして発育する要因は、既に胎児期にあるのではないかと結論付けらています。

国際的な診断ガイドラインによる判断

DSM-Vという精神疾患の分類と診断の手引きは、国際的な診断ガイドラインですが、小児性愛障害としていくつかの診断基準を挙げています。

まず、少なくとも6ヶ月にわたり、13歳以下の思春期前の子どもとの性行為に関する強烈な性的に興奮する空想、性的衝動、または行動が反復することです。

次に、これらの性的衝動を実行に移したことがある、またはその性的衝動や空想のために著しい苦痛や対人関係上の困難を引き起こしていることです。

最後に、判断される対象が16歳以上で、性愛の対象より5歳は年長であることなどが定義され、診断基準とされています。

ペドフィリアに対する各国の扱い

児童への性的暴行事件から生まれたミーガン法

1994年にアメリカのニュージャージーで成立した性犯罪者情報公開法のことを、別名ミーガン法と呼びます。これは、当時7歳の少女が性的暴行の上で殺害されたこと、また、犯人が過去に性犯罪歴を持っていたことなどから制定されたものです。

小児性犯罪については、他の性倒錯に比べその再犯率が高いと言われており、この法律の主な趣旨としては、性犯罪者たちの住所などの申告を義務化するものではありますが、自治体によっては住所を公開されたり、GPSを体に装着することが義務付けられる場合もあります。

欧州ではさらに包括的な対策が進んでいる

人権に関する国際機関として欧州評議会がありますが、2007年に「子どもの性的搾取及び性的虐待からの保護に関する条約」を採択しました。児童ポルノや児童買春だけではなく、子どもの性的虐待についても予防や保護、処罰化に関して国際協調を目指す包括的な内容となっています。

日本はこの条約に未署名ではありますが、世界的にもペドフィリアの犯罪化に対して、先進国を中心に各々対策が進んでいると言えます。

ちなみに、アメリカでは、幼児が服を着て水遊びをする、バナナを食べるなどのイメージビデオであっても、児童ポルノとして規制対象となっています。日本においても児童ポルノ規制が厳しくなりつつあるものの、アメリカほどではないようです。

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