江戸時代のセックス・性風俗・オナニー事情:武士が浮気をすると死刑?

江戸時代のセックス・性風俗・オナニー事情:武士が浮気をすると死刑?

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PAETNER編集部
公開, 更新 , セックス

江戸時代は戦乱の無い時代が二百年以上も続いた、世界的にも珍しい大安定期です。しかも、当時としては高い公衆衛生技術を持つなど、江戸は世界の中でも進んだ都市でした。

そのような江戸時代にはどのような性文化が開いていたのでしょうか。粋な江戸っ子たちのセックス事情を説明します。

江戸時代のオナニー事情

人間の自慰行為ははるか古代から行われており、江戸時代も例外ではありませんでした。男性が行うオナニーは「千擦り(センズリ)」と呼ばれ現代にもその名前が残っています。

なお、女性が行うオナニーは「一人せせり」と呼ばれていました。「せせる」とは、「つつく」や「もてあそぶ」といった意味の言葉です。

浮世絵は今も昔も大人気

さてオナニーを行うためにはいわゆるオカズがないといけません。今も昔もおかずとして人気な媒体はエロ画像。江戸時代では浮世絵が重要なオカズでした。

浮世絵の中でもアダルトな題材を描いたものを春画と呼びます。春画は確実な需要が見込める題材であったため当時の人気絵師も参入していました。

春画を描いていた有名どころとしては葛飾北斎や菱川師宣、喜多川歌麿などが挙げられます。後に浮世絵が海外に輸出されたときに「ウタマロ」の名前はそのまま男根を指す言葉として残りました。

春画に書かれていた題材は男女のセックスだけではありません。ホモセクシュアルやレズビアン、青姦、タコと女性の異種姦などバリエーション豊かでした。

エロ小説も人気

オカズになりうる媒体としては他には小説が挙げられます。現代のように抜くことだけを目的とした小説があったかは知られていませんが、現代まで伝えられている名作にはなかなか激しい性描写がありました。

井原西鶴の「好色一代男」や滝沢馬琴の「新南総里見八犬伝」はその代表例で、中には官能的なシーンがふんだんに盛り込まれていました。読者を様々な意味で楽しませてこそ名作として現代まで語り継がれたのです。

江戸時代のセックス事情

江戸時代は現代より性に開放的な時代でした。貞操観念についてとやかく言われることはあまりなく、むしろ婚前交渉は当たり前でした。

とはいっても、どこでも時を選ばずセックスが行われていたわけではありません。祭りの夜など裏の人間が集まり開放的な気分になる時はセックスが行われました。

さらに江戸時代ではナンパも常態的に行われています。男性が女性のおしりをつねって、ナンパが行われていました。

夜這いから結婚へ

江戸から少し離れた田舎では、夜這いの文化がありました。夜這いでは男性が気になる女性の寝室を訪れて性行為を行います。

夜這いと言うと男性が女性に無理矢理迫るようなイメージがありますが、江戸時代の夜這いにはルールがありました。ルールを守らなければ無作法をとがめられて強いひんしゅくを買いました。

夜這いを行う者はあらかじめ女性と口約束を取り付けておく必要があります。中には親の公認のもと錠前を外しておく家庭もありました。

そして、夜這いには女性にも拒否する権利があります。女性の方に決定権があったため拒否されれば男は引き下がるほかありません。

晴れて夜這いが成功すれば二人の間の付き合いが認められます。その後は両家の両親に挨拶するなどしかるべき手続きを踏んで結婚に至りました。

江戸時代にも避妊具はあるにはありましたが、魚の浮き袋や紙袋などで出来はお粗末なものでした。そのため、いわゆるできちゃった婚も当時は多かったようです。

娘宿と若衆宿

夜這いは個人宅を対象として行われることもあった他、娘宿と呼ばれる団体に対して行われることもありました。娘宿とは若い女性だけで構成する互助サークルで、男性だけで構成する若衆宿と並んでどこの村にも存在しました。

娘宿では若い女性が集まって糸繰りなどの共同作業を行う他、共に寝泊まりすることが頻繁にありました。そこに若い男性が夜這いをしていたようです。

その他、若衆宿のリーダーが指示をして、夜這いに行かせることも。もちろんこの時にも、男女共々面子を守るための配慮がなされていたことは言うまでもありません。

武士は封建的

ここまで述べたセックスの文化は士農工商のうちの農工商、すなわち平民のもので、武士階級の家庭では事情は全く異なっていました。武士階級では結婚の相手は家同士の関係によって決められ、自由はありませんでした。

浮気は死罪!

江戸時代のセックスは開放的でしたが、浮気は厳しく取り締まられました。現代では浮気のペナルティーとして慰謝料が支払われますが、江戸時代のペナルティは死罪でした。

当時の刑罰では浮気をした女性と姦通した間男は死罪に処されています。それどころか浮気された夫に妻と間男が殺される場合も認められていました。

江戸の華、遊郭

吉原と言えば江戸時代の頃から続く高級遊郭街です。遊郭で働く花魁は江戸中の男性の羨望を集めており、人気のある花魁は浮世絵の題材になるなどアイドルのような側面もありました。

花魁とは現代で言えば高級風俗嬢で、美貌と才覚の優れた人しかなれません。1回花魁と遊ぶためには10両( 現代価格で約100万円)近いお金が必要になることもあり、しかも3回会わないと女遊びはさせてくれませんでした。

吉原に手が届かない庶民はより安価な女遊びに向かいました。局見世(つぼねみせ)または切見世(きりみせ)と呼ばれる売春宿がそれで、現代でいう大衆ソープに近い位置付けです。

売春宿のほか街角に立つ売春婦で用を済ませる男性もいました。夜中の街角に立ち男性を誘う売春婦のことを夜鷹と言います。

夜鷹はござを持っており、暗がりや草むらのかげでことに及びます。夜鷹になる女性は様々で、老齢に差し掛かった女性は性病持ちで働けない女性などもいました。

なお江戸時代には梅毒など性病の治療法は現代ほど確立されてはいません。夜の世界で遊ぶ行為は男女ともにリスキーでした。

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