リビドー=性欲?フロイトが考える性的衝動の解釈とは?

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PAETNER編集部
公開, 更新 , 男のセックスの悩み

リビドーは人間の性的衝動や精神を定義した精神分析の用語です。

人間なら誰もが持っている性欲は、何が原因でどこに向かっているのかを分析したのが、S.フロイトです。

フロイトは精神分析学の研究をまとめた「夢判断」を発刊するなど、現代思想に大きな影響を与えた人物。今回はリビドーの存在について見ていきます。

リビドーとは

リビドーとは端的にいうと性的衝動のことであり、性欲は愛情や感情と深く関係しています。人間は恋愛したり、セックスしたりしますが、そこには必ず人とのつながりがあるのです。

心理学者の父と称されるフロイトは、リビドーを生物の種族保存の本能として、人間の心のあり方であると言っています。神経症や心身症といった心理的な原因によって引き起こされる病気は、リビドーのエネルギーが行き場を失い暴走した状態であるとしています。

性欲や心は見えないため研究することが困難でしたが、フロイトはさまざまな患者を対象に研究を行いました。

フロイトが考えるリビドー

フロイトが考えるリビドーは主に性的な衝動を指していましたが、スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングは性欲だけではなく、生活のなかで生じる様々な欲望や願望、情愛や情欲をリビドーと捉えています。

リビドーは性的喜びと深く関係していますが、例えば、喉が渇いたから水を飲んで喜びを感じたり、排泄して老廃物を体内から出すときに喜びを感じたり、性的な喜び以外の全ての喜びが含まれています。

性器だけが性欲の対象ではない

人間がセックスするのは性欲があり、その目的は相手の性器だと思われていますが、フロイトはこれに異論を唱えています。性器だけが性欲の対象ではなく、相手の髪型や話し方、雰囲気、体つき、などの雰囲気なども性の対象となるということです。

リビドーの考え方でも性器以外の部位が性目標になることを「フェティシズム」と表現しています。異性の胸を見るだけで性欲を満足できる人や、自分の陰部を露出して性欲を発散する人もいるのです。

相手の性器に触れずに妄想してオナニーすることや、異性の裸を覗く行為は、固執することがフェティシズムである表現しています。

神経症は性欲抑制が原因

フロイトは神経症は性欲抑制が原因だとしています。ヒステリーの症状が現れる患者はパートナーとセックスレスであり、異性と性行為をする機会が少ない傾向があります。

フロイトの時代、1900年代初頭、ヒステリーは子宮が体内で暴れて悪さをする病気と信じられており、解消するために内科医などが女性に対し性器へのマッサージを行っていました。

当時、医者が性器をマッサージしてヒステリーの症状が改善したことから、性欲抑制は病気につながる説だと考えられていました。

神経症はリビドーが転換したものであり、無意識に心の葛藤から逃れるために発症しているということです。

フロイトの性理論は評価されなかった

今では心理学で当たり前と思わrているリビドーですが、フロイトの性理論は「全て性欲のせいにしている」と評価されませんでした。

フロイトが唱えた言葉に「死の欲動」「生の欲動」というものがあります。

「死の欲動」は人間は死ぬことを望む欲求があるとするものです。一方で、「生の欲動」は性欲や自己保存欲動を含んだ生きるための欲動です。ただ当時の同業者からは、批判の声も多くありました。

性的異常

フロイトは性的異常についても言及しています。現代では同性愛者や、サディズム、マゾヒズムは一般的になっていますが、1900年代当時は、それらは性的倒錯の一部として見られていました。

これらには先天的なものと、神経症質の変質のパターンがあります。「性倒錯者」は性的異常の特徴があるのに、生活には何の支障がない人を指し、特に高い知能や教養を持っている人に多い傾向から、医者や弁護士などの職業の人に性倒錯者が多いと言います。

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